支払った保険料の一部が積み立てられ、途中で解約した時や満期を迎えた時にお金が戻ってくるタイプの保険が、貯蓄型生命保険です。
以下の観点から、固定費の見直しサービスでは、貯蓄型生命保険を推奨せず、保障と貯蓄(資産運用等)を別々で考えることを推奨しています。
①解約する時期によっては、解約返戻金が少ない、または受け取れないことがある
②同じ保障内容であれば、保障に対して保険料が掛け捨て型の保険より割高
1.貯蓄型生命保険の特徴
保険商品の中には、保険期間の満了時に満期保険金を受け取ったり、保険を解約したときに解約返戻金を受け取ったりすることができる特性を、資産形成の手段のひとつと捉え、貯蓄型生命保険と言われる商品があります。
貯蓄型生命保険は、その商品特徴から大きく3つに分類することができます。
2.本サービスが貯蓄型生命保険を推奨しない理由
貯蓄や資産運用を行ううえで、踏まえておかなければならない点の1つに必要な時に、必要な額を確保することができる流動性の観点があります。将来のために貯蓄を行っても、必要な時に使うことが出来なければ意味がありません。 貯蓄型生命保険は、一般的に、契約したばかりのころの解約返戻金は少額で、この時期の解約返戻金は払込保険料の総額を大きく下回るか、解約返戻金そのものがないこともあります。
また、貯蓄型生命保険は、同じ保障内容であれば、保障に対して保険料が掛け捨て型の保険より割高になります。保険料の負担が少なければ、その分、使い道が自由な貯蓄等に回すことも可能になります。
以上のことから、本サービスでは、保障部分を重視した掛け捨て型の保険を推奨しています。